REPORT_2007

マラウイ支援レポート

【マラウイ支援レポート】2007年7月ブランタイヤ孤児院

AFRICAN JAG PROJECT●視察期間:2007年7月9日~7月12日
●視察エリア:ブランタイア
●場所:孤児院
●支援内容:米200kg/砂糖10kg/子供服117着現金 MWK15,000/(約US$100)/燃料、食料費等
この孤児院はJAG Projectがマラウイに初めて訪れたときから3度目の訪問になります。マラウイでは孤児の数が急増しています。経営の大半は寄付で賄われていますが、孤児の数が増え続けていることで最近では、給食の配給も行うことが出来ませんでした。今回は、米200kgを寄付し、子供たちの給食に使用してもらいましたこの写真は、本当に久しぶりに昼食配給された子供たちの写真です。この日は、トマトソースをかけ大盛りの御飯とゆで卵一つが全員に配られました。通常はお粥に砂糖を入れたものが配られるのだそうです。
AFRICAN JAG PROJECTまた、今回は子供服117着を日本から持っていきました。内17着はJAGの趣旨に賛同してくださった徳山ベビーさんからの寄付によるものです。有難うございました。この季節、ブランタイアでは大人の私達でさえ冬服を着ても寒いぐらいで、ボロボロの薄着で過ごしている子供たちにとってこの洋服のプレゼントは本当に嬉しいものだったと園長先生が言っていました。この日は子供達にとって“クリスマス”だったのだそうです。左側の写真は、建設途中の新しい孤児院ですが、昨年4月に初めて訪れたときから一向に建設が進んでいません。1個のレンガがMWK2(約2円)。15万個程度必要ということです。この新しい孤児院が出来れば、より多くの子供達が昼間の間ここで過ごすことが出来ます。今後、JAG Projectでは、詳細をリサーチし必要であれば支援をしていこうと考えています。また、その時には皆さんにお知らせいたします。

【マラウイ支援レポート】2007年7月チェンベ

AFRICAN JAG PROJECT●視察期間:2007年7月12日~7月21日
●視察エリア:チェンベ村
●場所:ビリー・リョーダン・メモリアル・クリニック/孤児院/VCT(HIV血液検査; モンキー・ベイ)他
<JAGの支援クーポンが新しくなりました。プライベートクリニック診療クーポン>
子供 MWK50×1000人 MWK50,000
大人 MWK150×495人 MWK74,250
新しい病棟も新設され、来年からはHIVの治療もこの病院で入院設備も充実していてマラウイでもTOPクラスの診療所になると思われます。その為、前回まで診療料金が大人/子供共に一律MWK50でたしたが、大人料金が値上がりしまししかし、チェンベ⇔モンキーベイのトランスポートがMWK300なのでそれを考えると非常に好意的な料金だと思います。
<チェンベ村 トランスポート・クーポン(Monkey Bay ⇔ Chembe)>
子供 MWK150×150人 MWK22,500
大人 MWK300×335人 MWK100,500
このクーポンは、村の人たちに大好評で「このクーポンのお陰でHIVの治療を受ける気になった」という声も聞かれました。今まで“もし自分がになっていても病院までのトランスポート費が無い為、治療が受けられないからそれならいっそのこと知らないほうがいい”と思っていた人もこのクーポンが始まって病院へ行くようになったということです。
<コンドーム約1,500個>
VCT(HIVの血液検査)を受けに来た人たちに検査終了後、無料で配布しています。マラウイのコンドームは、使い心地も悪く、ゴムの臭いがキツイのだそうですが日本から持っていったコンドームは使い心地も滑らかで匂いも良く、これなら毎日でも使いたいと大変好評でした
<孤児院へ文房具80セット/他>
これは日本から持っていったノート、鉛筆、鉛筆削り、消しゴム定規、シールがワンセットになったものでディズニーのキャラクターが書かれた文具に子供たちは大喜びでした。
【総 括】チェンベに関しては、昨年の4月に訪れた頃に比べ、少なからず状況が好転してきたように思います。勿論、いまだ人々の暮らしは貧しいし、AIDSの患者数も決して少ないわけではありません。しかし、今回行われたVCT(HIVの血液検査)では、約20%と以前よりは大幅に減少しており、村人のSEXへの意識も変化してきたように思います。また、この村にはアイルランドのNGOがクリニック(ビリー・リョーダン・メモリアル・クリニック)を開いており、ここのドクターやナースの献身的な活動が大いに功を奏していると考えられます。彼女達の活動には本当に頭が下がる思いです。African JAGが行ったクリニックの無料診察クーポンとモンキーベイ・ホスピタル&マンゴチ・ホストランスポート・クーポンに関しては村人たちの間でも大変喜ばれておりクーポンによって「病院に行かれるようになった」ホスピタルへの「HIVの治療が受けられるようになった」という声を数多く聞く事が出来ました。また、前回、前々回に行った支援の為のリサーチでかなり容態が悪かった患者さんの多くが、自分で歩けるようになったり、働けるようになったりと目に見える回復をしていたことは大変嬉しく思いました。
今後は、2008年からビリー・リョーダン・メモリアル・クリニックでHIVの治療が出来るようになる為、クリニックの無料診察クーポンとHIV患者の自立支援(主に自給自足を目的としたガーデニング)とHIVに関する啓蒙活動、栄養指導などを中心に支援活動を行っていく予定です。

【マラウイ支援レポート】2007年7月 ムサカ

AFRICAN JAG PROJECT●視察期間:2007年7月13日~7月21日
●視察エリア:ムサカ村
●聞き取り調査=16人
●支援内容:食糧支援セット=米 1.5kg,砂糖1kg, /オイル1本, 塩250g/トランスポート費= MWK1,000
チェンベから12km離れたムサカという村を視察しました。たった12kmしか離れていないのに、この村には一軒のロッジも無く、病院も孤児院もありません。衛生状態も悪くトイレが無い家も多く、毎年コレラやマラリアが大量に発生しています。電話線は無論、携帯電話の電波も全く届きません。緊急時の対策は一切とられていませんでした。村自体も非常に貧しく、自力再生の可能性は非常に低いと考えられます。現在、週に2人~3人が病名が判らないまま亡くなっているそうです。(村のチーフは、多分症状からみて大半がAIDSだろうと言っていました。)16人から聞き取り調査をしましたが、AIDSと診断されていてもトランスポートのお金が無いので病院に行かれない・・という答えでした。
AFRICAN JAG PROJECT<緊急VCT(HIV血液検査)の実施>
チェンベでVCTを実施していたスタッフにムサカの状況を話しVCTを行って欲しいという話をすると上司と話をしてくれて、もし私達がスポンサーになれば早急にVCTを行うことが出来るという返事を貰ってくれました。本来、マラウイ政府が実施するべきことですが、政府の返事を待つ時間も無いので今回は、私達がスポンサーになってムサカにて3日間のVCTを行うことにしました。経費はMWK20,000(約17,000円)で検査キットは全て政府から支給されたものを使用します。モンキーベイの病院、VCTのスタッフが早急に動いてくれて金曜日にアレンジして2日後の日曜日から3日間行うことになりました。ともかく一人でも多くの人にVCTを受けてもらう為に私達も早速ムサカ入りして道行く人たちにVCTを受けるようアナウンスして回りました。結局、私達は初日のみの立会いになりましたが、最終的に3日間で184人がVCTに訪れ、そのうち48人がHIVポジティブ(26%)という数字が出ました。しかし、この数字は本来の数字ではないと考えられます。それは、職業別でHIVポジティブがとても多いとされている漁師の多くがVCTを拒んでいたからです。(この村の20%~25%が漁師です)この結果を昨年4月に初めてマラウイを訪れた時に色々とお話を聞かせてもらったエイズ・衛生省のトップ、Dr.メリー・シャワに報告し、ムサカの状況を話したうえで政府の支援を要請しました。メリー・シャワは支援を約束してくれましたが、すぐに何かが改善されるとは考えにくく、取りあえずの緊急支援としてムサカ⇔モンキーベイの病院間のトランスポート・クーポンの配布を開始しました。
ムサカにはクリニックも海外のNGOも無いので基本的に村でクーポンの管理をしてもらうことになります。村のチーフとボランティア、ヘルスケア・マネージャーなどで構成される管理担当者により、本当にクーポンが必要かを充分にチェックした上で患者にクーポンが渡されます。患者は、そのクーポンをトランスポートの車の運転手に渡します。トランスポートの運転手はクーポンを受け取った患者を無料で病院に送迎し、後日チーフのもとにクーポンと引き換えに料金を請求する形になります。マラウイの人たちが直接緊急支援のお金を管理するというのはこのProjectが始まって初めての試みです。当分の間は、チェンベで支援活動をしている古川君が様子を見てくれることになりました。上手く稼動してくれるといいのですが・・・。

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