NEWS_2009

世界中のストリートが手を繋いだら、それは大きな力に変わっていく

African JAG Presents「世界のストリートが手を繋いだら」2008年11月22日(土)

AFRICAN JAG PROJECT19:00開演。<DJ DUCT>の土臭くもどこか優しいプレイで徐々に人々がフロアに集まりはじめ、パフォーマー・デュオ<VEKROTZ>が登場。華やかなステージングの中にも確固たる魂が込められたパフォーマンスで観客を魅了していた。<VEKROTZ>のパフォーマンス終了とともに照明が全て落とされ、暗転。ステージ後方の壁一面に「African JAGを知った日に、家に帰ってテーブルの上に散らばった小銭を見て思った。”命だ...” と。”粗末にしてはいけない。簡単にできることがありそうだ...” と。」という<VEKROTZ>からのメッセージが浮かびあがり、African JAGによる現地での活動風景や子供達の現状などをまとめたショート・フィルムの上映がスタート。静かに、でも強烈な視覚的メッセージを投げ掛けられ、フロアに詰めかけた人々が、恐らく初めて目にするであろう 同じ地球上で起きている現実を凝視している姿がとても印象的だった。
上映が終り登場したのは、最近国内でのホール・ツアーが大成功に終ったばかりの注目の若手コンポーザー/ピアニスト <天平>。自身のメジャーデビュー・アルバム『TEMPEIZM』から計7曲、渾身の演奏を披露。鍛え抜かれた身体からは想像しがたい、力強くも優しい音色に観客は酔いしれていた。普段はクラブなどで演奏する機会があまりないという<天平>だが、その魂は、普段ピアノの公演に足を運ぶ機会のない観客にもしっかりと届いていた筈だ。
AFRICAN JAG PROJECT<天平>に続き、「和製グレゴリー・ハインズ」の異名を取る 話題のタップ・ダンサー<熊谷和徳>が登場。タップの音のみでストーリーを構築していくシンプルが故に難しくもある手法を用いて、圧倒的なリズム感とボディ・アクションで見事な躍動感を表現。緩急織り交ぜた独創的なステップで自らの世界を築き上げると、中盤でポエトリー・リーディング・アーティストのマーセラスを呼び込み、「Save AFRICA! Save US!」の掛け声の中、圧巻のパフォーマンスを披露。計算し尽くされたものではない、リアルタイムで形成されていくタップと声とのコラボレートでフロアを歓喜の渦に巻き込んでいた。
そしてこの日 最後に登場したのは<DJ KRUSH>。激しいタップのビートから一転、深く、重く、それでいて心地良い、緩やかな流れで会場全体を独自の世界へと誘う。中盤からは徐々にテンポを上げていき、「KEMURI」など自身の楽曲から、マッシヴ・アタックやポーティスヘッドまで枠にハマらない縦横無尽なミックスを披露。タイト 且つ オリジナリティー溢れる構成で観客を魅了した。終盤には、なんと<熊谷和徳>が飛び入り参加して<DJ KRUSH>とのセッションが突如スタート。これには観客も狂喜乱舞。アンビエントなビートに乗せて、<熊谷和徳>が自らのタップで新たなビートを刻んでいく。ラストへ向かうにつれてピッチを目まぐるしく変化させていく<DJ KRUSH>。それに呼応するかのようにステップを刻んでいく<熊谷和徳>。
AFRICAN JAG PROJECTそんな2人の掛け合いに、フロアは釘付けとなった。
最初は 異ジャンルのアーティスト達のラインナップという事で不安要素もあったが、それぞれが実力を存分に発揮した魂のパフォーマンスが披露された、とても素晴らしい内容となった。また、彼らの熱いパフォーマンスを通して、詰めかけてくれた多くの来場者もそれぞれに何かを感じ取ってくれた様子。ライヴ終了後も「購入することで力になれるのであれば!」と、物販ブースには遅くまで人だかりができた。
<VEKROTZ>が募金箱に見立てた瓢箪(カラバッシュ)を手に会場内で募金の協力を呼びかけてくれたこともあり、この日の募金額は 総計¥28,988。これまでで最も多くの金額が寄せられた。それぞれが「今できること」を自分なりに行動に移す。「世界のストリートが手を繋いだら、それは大きな力に変わっていく」というAfrican JAG のスローガンを体現した素晴らしい一夜となった。
出演者の皆様、リキッドルームはじめ関係者の皆様、当イベントの告知や露出に御協力頂きました各媒体関係者の皆様、そして御来場頂いた皆様に、心より感謝致します。有難うございました。

「VEKROTZ × African JAG」@川崎CLUB CITTA 2009年7月18日~

AFRICAN JAG PROJECT国内外の音楽アーティストやスケーター、現代アート作家など様々な “表現者”とコラボレートしてきたJAG Projectが、このほどダンスという新たな分野とのコラボレートを実現。多彩なアーティストのライヴやCM出演などで活躍するダンサー・KETZとVERONICAからなるダンスユニットVEKROTZと手を繋ぎ、国内ダンスシーン最高峰に君臨するダンスイベントにて “表現”を通した問題提起、そして支援の呼びかけを行いました。
今回、JAGとしては初のダンスイベントでの活動展開でしたが、熱い思いでコラボレートを申し出てくれたVEKROTZの協力により、新たなシーンへのアプローチを実現。しかも、ステージ上でのパフォーマンスのみならず、自らオーディエンスたちのなかに入ってメッセージや募金の呼び掛けを行っていた彼女たちに促されて、アフリカや支援をより身近に感じられた人たちも大勢いた様子。人から人へ直接伝えていくことの大切さ、そしてストリートが手を繋ぎあったときに生まれる力の大きさをあらためて痛感しました。
なお、今回のイベントを通して多くの方々に御協力頂いた募金の総額は、¥38,458+NT$1(台湾ドル)。この寄付金は、過酷な環境下にあるアフリカの子供たちのために活用させて頂きます。
AFRICAN JAG PROJECTPM11:00頃、オープンとともにエントランス・ゲートは、若者を中心に幅広い年齢層の人々でごった返しました。このゲートを入ってすぐのエリアで行ったのが、アフリカに暮らす子供たちの日常を写し出した写真の展示。旱魃のたびに空腹に悩まされている現実、両親を失いながらも強く生き抜こうとしている姿などを、写真とともに子供たちの目線に立った彼らが発する“声”として書き添えたキャプションで来場者に発信していきました。
また、ゲートからフロアに抜けるスペースには、アフリカの布に彩られたVEKROTZのパフォーマンス用特設ステージを設置。ひとしきり踊り疲れたオーディエンスと新たな来場者が行き交い始めたAM0:00頃、アフリカン・ドレスを独自の着こなしで身にまとったVEKROTZ の2人が、このステージに登場。アート集団SHINKILOWが巧みなライティング技術で作り出した、まるで生い茂る樹木の間から木漏れ日が差し込むような光の空間で、パフォーマンスを展開しました。『African JAG vol.1』の楽曲が流れるなか、時に激しく、時にゆるやかに妖艶なアクトを披露する2人。その姿に引き寄せられ、ステージのまわりには瞬く間に人垣が。突如繰り広げられた幻想的なパフォーマンスに、オーディエンスたちが酔いしれていました。そして、ステージを降りたVEKROTZは、カラバッシュと呼ばれるアフリカのひょうたんを乾燥させ、ビーズなどで装飾を加えた現地の楽器を募金箱に見立て、場内を練り歩きながらワンコイン募金の呼びかけを行いました。「たった50円で救える命」・・・50円の重さを一人ひとりに丁寧に訴えかけていく2人。その思いが人々の心を動かし、大勢の来場者たちが自ら進んで募金箱にコインを入れてくれました。
AFRICAN JAG PROJECT一方、特設ステージの近くに設けられたJAGブースでは、過酷な現地の実情を映像として伝えるとともに、より多くの人にAfrican JAGの活動を知ってもらうためのフライヤーやブックレットを配布。と同時に、アフリカの悲惨な面だけでなく魅力にも触れてもらえ、“購入”という身近な形で支援への参加が可能な物販コーナーを設置(売上げの20%を寄付に充当)。色鮮やかな布やアクセサリー、気軽にアフリカン・アートを楽しめるグリーティングカードなどの販売を行いました。ユニークで個性豊かなアフリカの品々を目にして足を止める人も少なくなく、アクセサリーをキッカケにAfrican JAGの活動に興味を持ってくれたり、「協力させてください」とお釣りを募金箱に入れてくれる人もいました。そして、イベントが終盤に近づいた頃、フロアでは、このイベントの主催者でもあるRAHAとゲストのZEEBRAがJAGブースの紹介と募金の呼び掛けを実施。さらにエントランス・エリアでは、VEKROTZがこの日3度目となるパフォーマンスを披露しました。こうした喚起が功を奏し、終演後も多くの人々がブースに立ち寄り、カラバッシュの募金箱を見つけて「これこれ!」と積極的にコインを入れてくれました。

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